最新情報はこちら 最新情報はこちら

來唱歌吧(来て歌いましょう)

派遣先の文化を学ぶことも日本語パートナーズの仕事です。私は先日台湾で一番大きな湖、日月潭へ行きました。日月潭の名前は北側が太陽、南側が月の形をしていることからです。とても美しいところで大変な人出でした。その後近くの九族文化村に行きました。九族文化村は原住民(移民が来る前から台湾に住んでいた人々に対する台湾での言い方)の文化を保護し、体験できるところです。原住民の人々が自然と一体化し、穏やかに暮らしていたことがわかりました。季節がちょうど桜の季節で桜祭りが行われていました。ロープウェーに乗ると美しい景色が一望できました。

台湾で一番大きな湖、日月潭の風景写真
台中の日月潭は、とても人気のある観光地で、フェリーに乗るのも長蛇の列です。来るときもバスに乗るまで1時間待ちました。
九族文化村の入り口の写真
日月潭近くの九族文化村は、原住民の文化を保存してあり、ここも沢山の人でにぎわっていました。行ったときはちょうど桜祭りで、日本のものよりも少し色の濃い桜が咲き誇っていて、長蛇の列の理由がわかったような気がしました。

翌日私は衛武営芸術文化センターで行われた原住民のコンサートに行きました。その歌声は聞く人の心を癒す美しいもので、澄み切っていました。衣装もとても美しいものでした。高雄の近くの屏東の小学校で始まったグループだそうです。

コンサートホールの写真
衛武営芸術文化センター・音楽廳は四方から見ることができる構造になっています。どの席に座ってもいいように配慮された演出になっていました。
建築の写真
音楽廳の前。モダンな設計です。

プログラムが進み、途中ダンスが披露されたりして、観客も盛り上がっていきました。MCから促されて観客が皆掲げたスマホから光を出し、無数の美しい光のもと、ステージと観客が一体化した時、人々のこのグループへの気持ちがわかったような気がしました。最後の曲になったとき観客は皆手をつなぎ、会場全体で歌を歌い始めました。「來唱歌吧 譲我們高興在一起」(来て歌いましょう、一緒に幸せになりましょう。)このグループはドイツやフランス、オーストラリアなど世界中で、そして日本でもコンサートを行っているそうです。

お茶を点てる生徒の写真
文化紹介でお茶を点てました。初めてのお点前です。
茶を飲む生徒の写真
お点前頂戴いたします。
バナナがなっている様子の写真
バナナのなっているところを見たことがありますか?自分の家にバナナがなっている、うらやましい!
パイナップルが実っている畑の写真
パイナップルは畑にこのように。もうすぐ収穫です。

日本語パートナーズになって今まで知らなかったことを沢山知ることができました。知ることは自分の進む方向を決める第一歩になります。どの方向に光を求めていくか、今まで持っていた選択肢とは違うものを今回頂いたと思います。衛武営で聞いた、澄み切っているけれど、力強い歌声をいつまでも忘れたくないと思いました。そして私に今出来ることを続けていこうと思っています。

Writer
台湾 高雄
行德 枝里さん

この人の書いた他の記事

台湾の記事

よく読まれている記事

PAGE TOP